Weekly Matsuoty 2000/01/06
コミュニケーション3原則
 
「これこれ!」
「おや?」
「なるほど!」

 これは、NHKニュースセンター9時のお天気おじさんだった倉嶋氏が、視聴率に喜んでもらえるためのポイントとしてあげている3原則である。彼の話しを、視聴者がこんな気持ちで見てもらえるテーマ、内容になるよう、毎日知恵を絞ったそうだ。

「これこれ、これが知りたかった」

 まず、コミュニケーションの相手が求めているものを洞察すること、すなわちニーズの先取りが必要である。

「おや?そんなことがあったの?」

 与える情報に相手が知らない意外な事実を含める。すなわち、不可価値を加えるということである。

「なるほど、わかった」

 そして、最後には明快な説明、論理展開で、理解を求め、納得してもらう。

 まとめると、コミュニケーション3原則とはニーズ先取り、付加価値、納得とということだが、これはあらゆるコミュニケーションにおいて通用する普遍的な原則と言える。

 ところで、WEBサイトでのコンテンツをユーザーのニーズに合わせてパーソナライズさせるソフトウェアに「ブロードビジョン」がある。

 このブロードビジョンを利用したWEBサイトのコンテンツ設計において、ニーズとの適合性を高めるパーソナライズの仕組みと同様に重要視するのが、実は、「発見(Discovery)」である。つまり、ユーザーが求めている顕在化したニーズに合致したコンテンツだけでなく、新たな発見、気づきを与えるコンテンツをどう提供するかを同時に考えるのである。「発見」とは、潜在的なニーズを掘り起こすということ、と言い換えられるだろう。

 さらに、ブロードビジョンではWEBでの資料請求や商品購入といった目的へとユーザを誘導するためのシナリオを設計する。シナリオにおいて重要なのがシナリオの明快さ、一貫性である。

 パーソナライズ=ニーズ先取り
 発見=付加価値
 明快なシナリオ=納得

 こうあてはめると、見事に倉嶋氏の言うコミュニケーション3原則に一致している。

「これこれ!」
「おや?」
「なるほど!」

 これがコミュニケーションの決め手である。

 さてさて、この拙文は3原則に沿った内容となっていただろうか?
 
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